手を。伸ばしても届かない。
まただ。
いつもギリギリのところで、掴もうと必死に伸ばした手は虚しく空を掴むだけだ。
悔しい。
何回やっても、何度やっても、届かない。
あと、数センチ。
指の関節約一個分だと言うのに、この僅かな距離を縮められずに掴むことが出来ないんだ。
己の不甲斐なさに腹を立てたことだってあった。
無力感に苛まれて諦めたこともあった。
工夫をしたけれど徒労に終わったことや、周囲から馬鹿にされて恥ずかしい思いました。
だけど、あと少し。あと少しなんだ。
はい、と言うわけで今日から柔軟運動して体を柔らかくしていきますー。
もう、ぐにゃんぐにゃんになりますよ、私は。
もし仮に独房とかに閉じ込められても、鉄格子の隙間から抜け出せるようになる!
その為に今日から頑張って行きたいと思います。
それでは。