私が起きて最初にすること、それは目を開けることだ。
と、なんの面白みもないことを話しても起伏がないからちゃんとした話をすると私は起きて携帯を起動する。
それが私の最初にすることだ。
目が覚めた時に今は何時なのか確認する。
誰から連絡が来ていたのか確認する。
どの情報が通知としてきたのか確認する。
その他もろもらの確認。
それが、私が寝ぼけた目で、覚醒しきってない脳みそで、体がガチガチに固まった状態で、
そんな万全とは言えない状態で私は起きた時『今』を確認する。
自分が寝ていた時にどれだけ世界が進んだのか。
自分がどれだけ世界から置き去りにされたのか。
とある時、ふと思った。
携帯の画面を確認してから起きるのであれば、携帯がなければ私は起きないのか?と。
そんなバカな話はあるわけもなく、携帯が手元にないならないで携帯の在り処を探すし元々所持していないのなら起きてから真っ先に朝ごはんでも食べるのだと思う。
自分のことは自分が一番わかる。
寝て起きる。それが私だ。
起きた時に携帯を起動すると言うかルーティンなんて関係なしに、起きるときは起きるし、寝ているときはずっと寝ている。
だからこそ、コールドスリープが終わって目が覚めたときの千年後の未来には何も不安はない。
例え『今』よりもっと絶望的な世界だとしても。